【お答え】

「痛くもかゆくもないから」と放置することが最も危険です。早めに医療機関を受診してください。 高血糖は自覚症状がないまま全身の血管を静かに破壊し続けます。症状が出た時には「失明(網膜症)」「人工透析(腎症)」「足の切断(神経障害・壊疽)」「心筋梗塞・脳梗塞」といった不可逆的な合併症が進行しているケースが少なくありません。 当院では日本内科学会認定 総合内科専門医・日本腎臓学会認定 腎臓専門医である院長が、全身の血管と内臓を守る合併症スクリーニング検査を行い、無理のない生活改善や最新治療をご提案いたします。

【目次】

  1. 新宿区・高田馬場・西早稲田・早稲田の地域の皆様へ

  2. 「痛くないから大丈夫」は危険(高血糖が血管を静かに壊すメカニズム)

  3. 糖尿病を放置すると襲いかかる合併症の全体像(「しめじ」と「えのき」)

  4. 当院(西北診療所)での精密検査と合併症予防管理(HbA1c・尿検査・全身評価)

  5. よくある質問(FAQ)

  6. まとめ:危険な症状と当院の対応(高度医療機関連携)

  7. 受診方法・予約方法について

  8. 監修者情報

1. 新宿区・高田馬場・西早稲田・早稲田の地域の皆様へ

「健康診断で血糖値やHbA1cが高いと指摘されたが、体調が良いので放置している」 「糖尿病は痛くないから、何か症状が出てから病院に行けばいいと思っている」 「糖尿病を放っておくと、具体的にどんな恐ろしいことが体に起こるのか知りたい」

新宿区・高田馬場・西早稲田・早稲田エリアにお住まいの皆様や近隣でお勤めの皆様から、このような糖尿病の放置や合併症に関するご相談を非常に多くいただきます。

糖尿病の最大の恐ろしさは、「初期から中期にかけて痛くもかゆくもなく、普段通りに生活できてしまうこと」にあります。そのため、「忙しいから」「まだ元気だから」と受診を先延ばしにしてしまう方が後を絶ちません。しかし、自覚症状がない間にも、糖を含んだ血液が全身の血管の内側を傷つけ、確実に命を縮める合併症のカウントダウンが進んでいます。西北診療所では地域のかかりつけ医として、患者様が将来後悔しないための安心の糖尿病診療を提供しております。

2. 「痛くないから大丈夫」は危険(高血糖が血管を静かに壊すメカニズム)

「体に不調がない=健康」ではないのが糖尿病の大きな特徴です。

当院での専門的なアプローチ

  • 血管のサイレントキラー(静かなる殺人者) 血液中のブドウ糖が多い状態が続くと、血管の内壁(内皮細胞)が慢性的な炎症を起こし、脆く傷つきやすくなります。水道管に錆が溜まってボロボロになるように、全身の血管が徐々に弾力性を失い、詰まりやすくなっていきます。

  • 自覚症状が出た時には「すでに手遅れ」に近い 毛細血管が破壊されて神経や目、腎臓が傷ついても、初期には痛みのアラーム(危険信号)が鳴りません。「目が見えにくくなった」「足が痺れる」「足がパンパンにむくむ」といった自覚症状が現れた時には、すでに何年も前から病変が進行しており、元の健康な状態に戻すことが困難になっているケースが多いのです。

  • 今始めることで「合併症の時計」を止めることができる 無症状のうちに血糖値を正常近くまでコントロールできれば、毛細血管の破壊を食い止め、健康な人と全く変わらない寿命と生活の質を保つことができます。

3. 糖尿病を放置すると襲いかかる合併症の全体像(「しめじ」と「えのき」)

糖尿病の合併症は、細い血管が傷つく「3大合併症(細小血管障害)」と、太い血管が詰まる「大血管障害」に大別され、覚えやすい合言葉があります。

① 3大合併症(細小血管障害:し・め・じ)

高血糖に弱い毛細血管の塊である3つの臓器に現れます。放置後およそ5〜10年で徐々に出現します。

  • し(神経障害): 最も早く出現する合併症 手足の指先がピリピリ・ジンジン痺れる、感覚が麻痺する、こむら返りが増える。感覚が鈍くなると、画鋲を踏んだり靴擦れをしても痛みに気付かず、傷口から細菌が入って化膿し、最終的に「足の切断(壊疽)」に至る恐れがあります。

  • め(網膜症): 成人の失明原因の上位 目の奥にある網膜の毛細血管が出血したり詰まったりします。かなり進行するまで視力低下を感じにくいため、ある日突然眼底出血を起こして「失明」に至ることがあります。

  • じ(腎症: 糖尿病性腎症): 人工透析の最大原因 血液中の老廃物をろ過する腎臓のフィルターが破壊されます。タンパク質が尿に漏れ出し、やがて老廃物を出せなくなって「末期腎不全(人工透析)」に至ります。現在、日本で新たに透析を始める患者様の第1位(約4割)を占めています。

② 大血管障害(動脈硬化:え・の・き)

心臓や脳、足の太い動脈が硬く狭くなり、突然死や寝たきりを招きます。

  • え(壊疽: えそ): 足の太い血管が詰まる閉塞性動脈硬化症(末梢動脈疾患PAD)。歩くとふくらはぎが痛む。

  • の(脳梗塞・脳出血): 脳の血管が詰まり、半身麻痺や言語障害、寝たきりになる。

  • き(虚血性心疾患: 心筋梗塞・狭心症): 心臓の冠動脈が詰まる。糖尿病の方は神経障害のせいで「胸の激痛を感じない(無痛性心筋梗塞)」ことがあり、気付かないまま命を落とす危険があります。

③ その他のリスク:感染症と認知症

  • 感染症の重症化: 白血球の働きが落ちるため、肺炎、尿路感染症、皮膚の化膿(蜂窩織炎)が重症化しやすくなります。

  • 認知症リスクの上昇: 高血糖とインスリン抵抗性は、脳の神経細胞を傷つけ、アルツハイマー型認知症や血管性認知症のリスクを約1.5〜2倍に高めます。

4. 当院(西北診療所)での精密検査と合併症予防管理(HbA1c・尿検査・全身評価)

当院では、お体に負担をかけずに血糖状態と全身の血管・内臓リスクを詳しく調べます。

  • 詳細な血液検査・尿検査

    • 当日の血糖値と、過去1〜2ヶ月の平均血糖値を反映するHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)の精密測定。

    • 尿中微量アルブミン検査: 通常の健診では見落とされる「ごく初期の腎臓毛細血管の傷み」を数値として早期発見。

    • 脂質(コレステロール・中性脂肪)、尿酸値、肝機能の同時評価。

    • 空腹時インスリン・血糖:両者を計測して、患者自身から分泌しているインスリン量を測定し、治療方針に活用します。
  • 心電図・心臓超音波(エコー)検査

    • 無痛性心筋梗塞や不整脈の兆候がないかを心電図や心エコーで確認。

  • 腹部超音波(エコー)検査
    • インスリンの効き目を妨げる「脂肪肝」の程度や胆のう・膵臓をエコーで直接観察。

  • 下肢動脈超音波(エコー)検査
  • 下肢の冷感や疼痛がある場合は、下肢閉塞性動脈硬化症を疑い、脈波検査と下肢動脈エコー検査を行います。
  • 無理のない生活指導と最新の合併症予防治療

    • 患者様の生活スタイルに合わせた継続可能な食事療法・運動療法のご提案。

    • 低血糖のリスクが少なく、体重減少効果や「腎臓・心臓を保護するエビデンスを持つ最新治療薬(SGLT2阻害薬、GLP-1受容体作動薬等)」を適切に活用。

5. よくある質問(FAQ)

  • Q1. 健診で糖尿病と言われてから何年も放置していますが、何年くらいで合併症が出ますか?

    • A. 一般的には、高血糖を放置してからおよそ5年〜10年程度で神経障害、網膜症、腎症といった3大合併症が表面化してきます。しかし、自覚症状がないだけで、発症した初期の段階から目に見えない毛細血管の破壊は始まっています。「今まで何も起きていないからこれからも大丈夫」ということは絶対にありませんので、気付いた今すぐ受診してください。

  • Q2. どんな症状が出たら、合併症が進んでいる危険信号ですか?

    • A. 「手足の先がジンジン痺れる・正座の後のような感覚がある」「足のすねがむくんで指で押すと跡が残る」「尿の泡立ちがなかなか消えない」「目がかすむ、視界に黒いゴミのようなものが飛ぶ」「少し動くだけで息切れがする」といった症状は、すでに神経、腎臓、目、心臓に合併症が進んでいる強い警告サインです。直ちに医療機関を受診してください。

  • Q3. 今から治療を始めれば、合併症を防ぐことができますか?

    • A. はい、十分に防ぐことができます。 「気付いて受診した今日」が、これからの人生で一番早いタイミングです。現在では優れたお薬や治療法が確立されており、今から血糖値を適切にコントロールし、血圧や塩分に気をつければ、合併症の発症や進行を強力に食い止めることができます。ごく初期の腎症であれば正常に戻せるケースもあります。

6. まとめ:危険な症状と当院の対応(高度医療機関連携)

  • 糖尿病は無症状のまま全身の血管を破壊するため、痛みがなくても早期に受診して合併症を防ぐことが大切です。

  • 当院ではHbA1c測定、尿中微量アルブミン検査、腹部エコー、心電図、最新の心腎保護薬の処方を一貫して行います。

  • 「急激に体重が何キロも落ち、喉が異常に渇いて水が止まらない」「吐き気や激しい腹痛があり、息が甘酸っぱい果物の臭いがする(糖尿病性ケトアシドーシス)」「意識がぼんやりして呼びかけに反応しない(高血糖昏睡)」「足の指先が黒く変色している・深い傷ができて化膿している(足壊疽)」「胸の強い圧迫感や息苦しさがある(心筋梗塞の疑い)」といった症状がある場合は、一刻を争う救急事態です。

  • 急性高血糖昏睡に対する緊急ICU集中治療、重度心筋梗塞に対する緊急心臓カテーテル治療、重度腎不全や足壊疽の専門処置が必要と判断した場合は、国立国際医療研究センター病院、東京山手メディカルセンター、東京女子医科大学病院、慶應義塾大学病院などの提携高度専門医療機関へ直ちに緊急搬送・連携手配を行います。

「健診で血糖値が高いと言われたが放っておいてしまった」「合併症が起きていないか詳しく調べてほしい」という際は、手遅れになる前に西北診療所までお気軽にご相談ください。

7. 受診方法・予約方法について

当院では、患者様のご都合に合わせて受診していただけるよう、以下の体制を整えております。

  • ① 予約なし(一般診療・慢性疾患)

    • 直接ご来院いただけます。 受付にて順番の記載された「ナンバープレート」をお渡しいたしますので、番号順にお呼び出しいたします。健診結果で血糖値やHbA1cを指摘された際や、糖尿病の相談をご希望の際はいつでもお越しください。

  • ② 電話予約(発熱外来専用)

    • 現在、発熱外来(2〜3日以内に発熱があったか、風邪症状があった方が対象)でのみお電話での事前予約を受け付けております。 院内感染を防ぐため、一般の患者様とは時間とお部屋を分け、専用の診察室(隔離室)にご案内して診療を行っております。

    • ☎03-3203-5660
  • ③ WEB予約

    • 現在準備中であり、今年度内での運用開始を予定しております。 オンラインでいつでも簡単にご予約いただける体制を整えておりますので、運用が開始となりましたら院内掲示やホームページ等で改めてお知らせいたします。

8. 監修者情報

監修 西北診療所 院長 羽田野 実(腎臓専門医・総合内科専門医)

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