【はじめに】

「階段で足をひねった。何とか歩けるけれど、どんどん腫れてきた」

「足首が腫れて痛くて、体重をかけられない」

足首をひねったあとの腫れや痛みは、多くが足関節捻挫(そくかんせつねんざ:足首の靱帯の損傷)ですが、骨折が隠れていることもあります。「歩けるから大丈夫」と放置すると、靱帯がゆるんだまま治り、捻挫を繰り返す原因になります。腫れが強い、体重をかけると痛む場合は、早めの受診をおすすめします。足首の捻挫の原因と応急処置、当院での治療について、総合診療医の立場で分かりやすく解説します。

足首をひねって腫れた患者さんの足を診察する医師(足関節捻挫)【目次】

  1. 新宿区・高田馬場・西早稲田・早稲田の地域の皆様へ
  2. 足首の捻挫とは?靱帯が傷つくしくみ
  3. 捻挫と間違えやすい骨折
  4. けがの直後の応急処置(RICE)
  5. 受診の目安とセルフチェック
  6. 当院(西北診療所)での診断と治療法(レントゲン・エコー・固定)
  7. よくある質問(FAQ)
  8. 受診方法・予約方法について
  9. 監修者情報

1. 新宿区・高田馬場・西早稲田・早稲田の地域の皆様へ

新宿区・高田馬場・西早稲田・早稲田エリアにお住まいの方や、近隣にお勤めの方から、「駅の階段で足をひねった」「スポーツ中にくじいた」というご相談をいただきます。

西北診療所では、レントゲンと超音波検査(エコー)で骨と靱帯の状態を確認し、固定まで当院で行います。手術が必要と考えられる場合や、専門的な経過観察が望ましい場合は、提携する専門医療機関へご紹介します。

2. 足首の捻挫とは?靱帯が傷つくしくみ

足首は、外側と内側にある靱帯(じんたい:骨と骨をつなぐ丈夫な線維)で支えられています。足の裏が内側を向くようにひねる(内返し)ことが多いため、外くるぶしの前にある「前距腓靱帯(ぜんきょひじんたい)」が最も傷つきやすい靱帯です。

程度 靱帯の状態 主な症状
Ⅰ度(軽症) 靱帯が伸びた状態 腫れ・痛みは軽く、歩ける
Ⅱ度(中等症) 靱帯の一部が切れた状態 腫れと皮下出血があり、歩くと痛む
Ⅲ度(重症) 靱帯が完全に切れた状態 強い腫れと痛みで体重をかけられない、足首がぐらつく

※程度の分け方は一般的な目安です。

3. 捻挫と間違えやすい骨折

足首をひねったときには、次のような骨折が起こることがあります。

  • 外くるぶし(腓骨:ひこつ)の骨折
  • 足の甲の外側(第5中足骨の付け根)の骨折
  • 子どもの成長軟骨(骨端線)の損傷:子どもは靱帯より成長軟骨が弱いため、捻挫に見えて、実は骨の損傷ということがあります。

くるぶしや足の甲の骨を押すと強く痛む、けがの直後から数歩も歩けない場合は、骨折の可能性が高くなるため、レントゲンでの確認が必要です。

4. けがの直後の応急処置(RICE)

けがの直後から2〜3日は、腫れを抑える応急処置が大切です。

  1. Rest(安静):痛む足に体重をかけない
  2. Ice(冷却):氷のうや保冷剤をタオルで包み、15〜20分冷やす(凍傷を防ぐため直接当てない)
  3. Compression(圧迫):包帯などで軽く圧迫する(しびれや指先の色が悪くなるほど強く巻かない)
  4. Elevation(挙上):横になるときは、クッションなどで足を心臓より高く上げる

☠ やってはいけないNGな対処☠

  • けがをした当日の入浴・飲酒・マッサージ:血流が増えて腫れが強くなります。
  • 「歩けるから」と運動や仕事で無理を続ける
  • 痛みが引いたからと、自己判断で固定を外す:靱帯がゆるんだまま治り、捻挫を繰り返す「足関節不安定症」の原因になります。

5. 受診の目安とセルフチェック

次のような場合は、早めにご来院ください。

  • 体重をかけると痛く、普通に歩けない
  • くるぶしや足の甲の骨を押すと強く痛む
  • 腫れや皮下出血(紫色のあざ)が強い・広がってきた
  • 足首がぐらぐらする、不安定な感じがある
  • 数日たっても腫れや痛みが引かない
  • 以前にも同じ足首の捻挫を繰り返している

足先がしびれる、色が悪い・冷たい場合は、血管や神経が圧迫されている可能性があるため、すぐにご受診ください。

6. 当院(西北診療所)での診断と治療法(レントゲン・エコー・固定)

  • 診察:腫れや押して痛む場所、足首のぐらつきを確認します。
  • レントゲン:骨折の有無を確認します。
  • 超音波検査(エコー):レントゲンに写らない靱帯の損傷の程度や、関節の腫れを確認します。被ばくがなく、その場で結果をご説明できます。
  • 固定:損傷の程度に応じて、副木(シーネ)や包帯で固定します。軽症でも、靱帯が治るまでの数週間は足首を守ることが大切です。
  • お薬:痛み止めの飲み薬や湿布を使います。腎臓の働きや胃の状態、持病のお薬に合わせて選びます。
  • 再発の予防:腫れと痛みが落ち着いたら、足首を動かす運動やバランスの練習を少しずつ始め、捻挫の繰り返しを防ぎます。
  • 専門医療機関へのご紹介:手術が必要と考えられる骨折や重い靱帯の損傷、専門的な経過観察が望ましい場合は、提携する専門医療機関へご紹介します。

当院の一般外科・整形外科の診療内容もあわせてご覧ください。

7. よくある質問(FAQ)

  • Q1. 捻挫は冷やす?温める?
    • A. けがの直後から2〜3日は冷やします。腫れと熱っぽさが落ち着いてからは、温めて血流をよくすると回復を助けます。迷うときは受診時にご相談ください。
  • Q2. 湿布だけで様子を見てもいいですか?
    • A. 軽い捻挫は自然に治ることもありますが、骨折や靱帯が切れているかどうかは、見た目だけでは分かりません。体重をかけると痛む、腫れが強い場合は、一度レントゲンとエコーで確認しましょう。
  • Q3. どのくらいで治りますか?
    • A. 軽症では2週間前後、靱帯の一部が切れている場合は1か月前後かかることが多く、重症ではさらに長くかかります。痛みが引いても靱帯の修復は続いているため、スポーツへの復帰時期は診察で判断します。
  • Q4. 子どもの捻挫も診てもらえますか?
    • A. はい、年齢にかかわらず診察いたします。子どもは靱帯より成長軟骨が弱く、骨の損傷が隠れていることがあるため、腫れや痛みが強い場合は早めにご来院ください。

8. 受診方法・予約方法について

当院では、患者様がご都合に合わせてスムーズに受診していただけるよう、以下の体制をとっております。

  • ① 予約なし(けがの処置)
    • 直接ご来院いただけます。
    • 受付順に番号の記載された「ナンバープレート」をお渡しし、番号順にご案内いたします。お薬手帳をお持ちの方はご持参ください。歩くのがつらい場合は、ご家族の付き添いやタクシーのご利用をおすすめします。
  • ② WEB予約
    • 現在準備中であり、今年度内での運用開始を予定しております。 開始となりましたら、院内掲示およびホームページにてお知らせいたします。

受診のご案内(西北診療所)

ご予約なしでも受診いただけます(受付順)。気になる症状があれば、お気軽にご相談ください。

☎ 03-3203-5660(タップで発信)

診療時間 月 火 水 木 金 土
9:00〜12:30 ○ ○ ○ ○ ○ △
14:30〜18:00 ○ ○ - ○ ○ -

△土曜は9:00〜12:00/受付は診療終了の15分前まで
休診日:第5土曜日・日曜日・祝日

※発熱のある方は、来院前にお電話ください(専用の隔離室へご案内します)。

〒169-0051 東京都新宿区西早稲田3-12-4(JR高田馬場駅・東京メトロ副都心線 西早稲田駅)
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9. 監修者情報

監修:西北診療所 院長 羽田野 実

(日本内科学会認定 総合内科専門医 / 日本腎臓学会認定 腎臓専門医)

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