いつも体がだるく、疲れが抜けないけど、何か不味い病気がかくれてるのかしら
【お答え】
「しっかり休んでいるのに疲れが取れない」「以前に比べて体が鉛のように重い」「息切れやむくみ、体重変化を伴う」という場合は、放置せず医療機関で血液検査等の精密検査を受けてください。 慢性的な倦怠感は、貧血、代謝ホルモンが不足する甲状腺機能低下症(橋本病など)、老廃物が体に溜まる慢性腎臓病(CKD)や肝機能障害、糖尿病、副腎不全といった内科的疾患が原因で生じているケースが非常に多く見られます。 当院では総合内科専門医・腎臓専門医である院長が、院内迅速血液検査(貧血・甲状腺・肝腎機能・電解質・血糖)や超音波(エコー)検査を用いて全身を網羅的にスクリーニングいたします。
【目次】
1. 新宿区・高田馬場・早稲田の地域の皆様へ
「朝から体が重い」「休日に寝ても疲れが抜けない」といったご相談をいただきます。 内臓の異常やホルモンバランスの乱れによる倦怠感は休養だけでは回復しません。西北診療所では地域のかかりつけ医として、総合内科専門医の視点から原因を可視化する丁寧な診療を行っております。
2. 「ただの疲れ」で片付けてはいけない理由(全身倦怠感に隠れる内科疾患)
甲状腺・ホルモン異常の早期発見: 全身の代謝低下を見逃さず採血で評価します。
「隠れ貧血」や腎性貧血の見逃し防止: ヘモグロビンやフェリチン、腎機能低下に伴う貧血を鑑別します。
肝臓・腎臓・糖尿病の包括スクリーニング: 自覚症状がだるさだけの初期疾患を捉えます。
- その他年齢によっては、男性更年期障害や女性更年期障害の可能性も考えられます。
3. 体のだるさ・倦怠感のタイプ分類とメカニズム
(貧血・甲状腺・腎不全・糖尿病・SAS・更年期・メンタル)
① 貧血(鉄欠乏性貧血・消化管出血・腎性貧血)
メカニズム: 酸素を全身に運ぶヘモグロビンが不足し、全身の細胞が酸欠状態に陥る。
特徴: 「体がだるい」「少し動くと動悸や息切れ」「立ちくらみ」「顔色が青白い」。
② 甲状腺機能低下症(橋本病等)
メカニズム: 代謝を司る甲状腺ホルモンが減少。
特徴: 「強い疲労感」「寒がり」「皮膚のカサカサ乾燥」「むくみ」「便秘」「体重増加」「無気力」。
③ 慢性腎臓病(CKD)・腎不全
腎機能低下により尿毒素が体内に溜まり、造血ホルモン(エリスロポエチン)低下で貧血を併発。
④ 糖尿病・高血糖 ・肝機能障害
⑤ 睡眠時無呼吸症候群(SAS:夜間の低酸素により日中強い疲労感)
【前述の疾患が否定された場合の鑑別】 上記の身体疾患が検査で否定された場合は、更年期障害やメンタルの不調(うつ病、自律神経失調症、適応障害など)も鑑別に挙がります。
4. 当院(西北診療所)での精密検査と治療管理
血液検査: 血算・鉄、甲状腺(TSH・FT4)、肝機能、腎機能(eGFR)、血糖・HbA1c、電解質を測定します。
- 胃カメラ: 貧血や心窩部痛(みぞおちの痛み)、黒色便といった上部消化管出血が疑われる場合は、胃カメラ(上部消化管内視鏡検査)を行います。当院の胃カメラは、点滴で静脈ルートを確保(ルートキープ)し、鎮静剤を使用して眠っているようなリラックスした状態で行う「経口内視鏡検査」ですので、苦痛を大幅に抑えて安全に受けていただけます。
腹部超音波エコー検査: 脂肪肝や肝腫大、腎臓形態その他実質臓器に対する悪性腫瘍のスクリーニング検査に用います。
治療: 原因疾患によって治療や生活指導を行います。また必要に応じて専門医療機関へと繋げます。
5. よくある質問(FAQ)
Q1. 何科を受診すればよいですか?
A. 全身を幅広く網羅的に検査できる総合内科がお勧めです。
Q2. 会社の健診で「異常なし」と言われましたが、それでもだるいのはなぜですか?
A. 一般的な健診項目には、甲状腺ホルモンや、体内の貯蔵鉄を示す「フェリチン」、高精度な腎機能マーカー「シスタチンC」などが含まれていないことが多いためです。当院でこれらの項目を網羅した精密血液検査を行うことで、初めて原因が判明するケースが多数あります。
Q3. 胃カメラを受けたいのですが、苦しいのが苦手です。当院ではどのように行いますか?
A. 当院の胃カメラは、点滴で静脈ルートを確保(ルートキープ)し、鎮静剤を使用して眠っているようなリラックスした状態で行う「経口内視鏡検査」です。 苦痛や恐怖感を最小限に抑えて受けていただけますので、胃カメラが初めての方や苦手な方も安心してご相談ください。
Q4. 血液検査などで身体の病気が見つからなかった場合はどうなりますか?
A. 身体疾患が否定された場合でも、「気のせい」で終わらせることはありません。年齢や性別、生活背景、ストレスの状況などを総合的に考慮し、更年期障害や自律神経・メンタルの不調を視野に入れ、必要に応じて適切な専門医療機関(心療内科・婦人科等)へスムーズにご紹介いたします。
Q5. 栄養ドリンクで様子を見てもいい?
A. 病気が原因の場合カフェイン等でごまかすと発見が遅れるため検査が必要です。
6. まとめ:危険な症状と高度医療機関への連携
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「急激な体重減少」「微熱の持続」「黄疸」「強い息切れ」「手足の強いむくみ」は重篤な疾患のサインです。
- 「いつも体がだるくて疲れが抜けない」「何かの病気ではないか詳しく調べてほしい」という際は、我慢せず西北診療所までお気軽にご相談ください。
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精密加療が必要な場合は、国立国際医療研究センター病院、東京山手メディカルセンター等へ紹介を行います。
7. 監修者情報
監修 西北診療所 院長 羽田野 実(腎臓専門医・総合内科専門医)