【医師解説】歩くと息苦しいのは病気のサイン?考えられる原因と検査・治療法
「歩くと息苦しい」よくあるご質問への回答
Q. 以前より歩くと息苦しくなったけど何か重大な病気が無いか調べた方がいいのかな?
A. 心臓や肺の問題、もしくは年齢からくる筋力の低下など様々な可能性があります。当院では心臓の機能を超音波検査(心エコー)を用いたり、呼吸機能検査や胸部レントゲンなど多角的なアプローチを行い原因精査と治療に繋げます。その為に我慢せずまずはご相談ください。
目次
1. 新宿区・高田馬場・早稲田の地域の皆様へ
「以前より歩くと息苦しくなった」「階段を上るのが急につらくなった」と感じることはありませんか?
新宿区・高田馬場・早稲田の地域の皆様へ、日常のふとした息苦しさを「ただの運動不足」「年齢のせい」とそのままにせず、まずは専門医へご相談いただくことを強くお勧めしております。当院では地域に密着し、患者様の不安に寄り添いながら、丁寧な原因精査と適切な治療を行っております。
2. 労作時呼吸苦や起坐呼吸などを引き起こす原因と疾患名
息苦しさには、体を動かしたときに強まる「労作時呼吸苦(ろうさじ こきゅうく)」や、横になると息苦しく、起き上がると楽になる「起坐呼吸(きざ こきゅう)」などがあります。これらを引き起こす主な原因と具体的な疾患は以下の通りです。
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心臓の問題(心不全など)
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心不全: 心臓のポンプ機能が低下し、全身に十分な血液や酸素を送れなくなる状態です。起坐呼吸は心不全の典型的な症状の一つです。
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肺の問題(COPD、喘息など)
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COPD(慢性閉塞性肺疾患): 主に長年の喫煙が原因で肺に炎症が起き、空気の通り道が狭くなって呼吸がしにくくなる病気です。
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年齢からくる筋力の低下など
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加齢に伴う筋力の低下(サルコペニア)や、血液中の酸素運搬能力が低下する貧血なども、息切れの大きな原因となります。
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3. 当院における検査
当院では、息苦しさの原因がどこにあるのかを正確に見極めるため、多角的なアプローチで検査を行います。
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超音波検査(心エコー): 超音波を胸にあて、心臓の動きや状態をリアルタイムで評価する身体に負担のない検査です。当院の院長は超音波検査を得意としており、高い診断精度で状態を把握します。
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呼吸機能検査: 息を吸ったり吐いたりして、肺の容量や空気の通り道の広さを調べる検査です。
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胸部レントゲン検査: 胸部を画像で撮影し、心臓の大きさや肺の状態を短時間で確認します。
4. 疾患に応じた具体的な治療法(通院が難しい方への訪問診療について)
検査によって原因を特定した後は、最新の医学的知見に基づき、それぞれの疾患に応じた最適な治療を提供いたします。
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心不全の治療
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近年、心不全の予後を劇的に改善するとされる「ファンタスティック4」(心臓を保護し長生きに繋がる4種類の重要なお薬の総称)を中心とした薬物療法を積極的に取り入れています。
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ARNI(アーニィ / アンジオテンシン受容体ネプリライシン阻害薬): 血管を広げて血圧を下げ、心臓への負担を効果的に減らす新しいお薬です。
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βブロッカー(ベータ遮断薬): 交感神経の働きを抑えることで、心臓の過剰な働きを休ませ、心臓を保護し長持ちさせるお薬です。
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MRA(ミネラルコルチコイド受容体拮抗薬): 体内の過剰な水分や塩分を排出し、心臓の組織が硬くなるのを防ぐお薬です。
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SGLT2阻害剤(エスジーエルティーツー そがいざい): もともとは糖尿病のお薬として開発されましたが、尿から糖と一緒に余分な水分を排出し、心臓の負担を減らす効果があるため、現在では心不全の特効薬としても広く使われている新しいお薬です。
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COPD(慢性閉塞性肺疾患)の治療
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気管支を広げる吸入薬などを用いた治療を行います。症状が進行し、血液中の酸素が不足している場合には、ご自宅に専用の酸素供給装置を設置する在宅酸素療法(HOT)を導入し、生活の質の向上を図ります。
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【通院が困難になってきた患者様へ(訪問診療のご案内)】
心不全やCOPDなどによる呼吸苦の症状が進行し、クリニックへの通院が難しくなってしまった場合でもご安心ください。当院では、医師が直接ご自宅へ伺う「訪問診療」への切り替え対応も行っております。住み慣れたご自宅で、これまで通りの継続的な治療やサポートを受けていただくことが可能です。
5. まとめ
「歩くと息苦しい」という症状は、心臓や肺が発している重要なサインかもしれません。当院では総合内科専門医としての知見と、得意とする超音波検査をはじめとする多角的なアプローチで、原因精査から最新の治療までを一貫してサポートいたします。
また、万が一通院が難しくなった場合でも、訪問診療を通じて末永く伴走させていただきます。少しでも息苦しさや不安を感じたら、決して我慢せず、いつでも当院までお気軽にご相談ください。
監修 西北診療所 院長 羽田野 実(腎臓専門医・総合内科専門医)
