階段を登ると胸が締め付けられるように痛むけど、5分くらい様子を見ていたら良くなる……放置してもいい?

【お答え】

決して放置してはいけません。狭心症や心筋梗塞の可能性が高いため、早めにお越しください。

「5分ほど休むと良くなる」のは、休んだことで心臓の負担が軽くなり、一時的に痛みが引いただけに過ぎません。病気が治ったわけではなく、むしろ「心臓の血管が危険なレベルまで狭くなっている」という心臓からのSOSサインです。

【目次】

  1. 新宿区・高田馬場・早稲田の地域の皆様へ

  2. なぜ「5分で治まる胸の痛み」が危険なのか?

  3. 狭心症・心筋梗塞とはどのような病気か

  4. 胸だけじゃない!左肩・みぞおち・歯の痛みも危険信号(放散痛)

  5. 当院(西北診療所)での検査と対応

  6. まとめ:胸の違和感を覚えたら、すぐにご相談ください

  7. 監修者情報

1. 新宿区・高田馬場・早稲田の地域の皆様へ

「階段を登ったときに胸がキュッと苦しくなる」「でも少し休めば元に戻るから大丈夫」

このように考えて、受診を先延ばしにしていませんか?

新宿区・高田馬場・早稲田の地域の皆様へ、当院は地域のかかりつけ医として、日常のちょっとした不調から命に関わる重大な病気まで、総合内科専門医の視点で早期発見・早期治療に取り組んでいます。「これくらいで受診してもいいのかな」と迷う必要はありません。胸の違和感や痛みを感じたら、どうぞ躊躇せずお早めにご相談ください。

2. なぜ「5分で治まる胸の痛み」が危険なのか?

階段の昇降や坂道を歩くなどの運動をすると、心臓は全身へ血液を送るために激しく動き、普段以上の酸素を必要とします。

しかし、心臓に血液を送る血管が狭くなっていると、十分な酸素が届かずに心臓の筋肉が酸欠を起こし、激しい痛みが生じます。その後、立ち止まって休むことで心臓の動きが落ち着き、酸素の必要量が減るため、「5分ほどで痛みが引く」のです。

つまり、痛みは消えても血管が狭くなっている根本原因は解消されておらず、そのまま放置すると血管が完全に詰まってしまう危険性があります。

3. 狭心症・心筋梗塞とはどのような病気か

心臓自身の筋肉に酸素と栄養を運ぶ血管を「冠動脈(かんどうみゃく)」と呼びます。

  • 狭心症(※血管が狭くなる病気)

    動脈硬化などが原因で冠動脈が狭くなり、一時的に心臓への血流が不足して胸の痛みや圧迫感が起こります。

  • 心筋梗塞(※血管が完全に詰まる病気)

    狭くなっていた冠動脈に血栓(血の塊)が詰まって完全に血流がストップし、心臓の筋肉が壊死(えし)してしまう命に関わる緊急疾患です。

4. 胸だけじゃない!左肩・みぞおち・歯の痛みも危険信号(放散痛)

心臓の異変を伝える神経は、肩や首、お腹の神経と近い場所を通っています。そのため、心臓の異常信号が脳へ伝わる際、胸以外の場所に痛みとして感じられることがあります。これを「放散痛(ほうさんつう)」と呼びます。

症状の典型例は左胸の絞扼感(こうやくかん:胸がギュッと締め付けられるような圧迫感)ですが、実際にはそれ以外にも以下の部位に痛みが出ることがあります。

  • 左の肩周辺の痛み(肩こりや四十肩と間違われやすい痛み)

  • みぞおち周辺の痛み(胃痛や胃もたれと間違われやすい痛み)

  • 歯やあごの痛み(虫歯ではないのに歯がズキズキ痛む状態)

「胸ではなく、歯や肩が痛いから……」と自己判断してしまうのは大変危険です。当院では、このような左肩周辺・みぞおち周辺・歯の痛みといった症状の際にも、必要に応じて速やかに心電図(※心臓の電気信号を記録し、血流障害や不整脈を調べる検査)をチェックいたします。

5. 当院(西北診療所)での検査と対応

当院では、総合内科専門医である院長が、お体に負担をかけない迅速・精密な検査を実施します。

  • 心電図検査:心臓の電気的な動きを確認し、血流が不足しているか(虚血性変化)をすぐに評価します。

  • 超音波(心エコー)検査:当院が得意とするエコー検査を用い、心臓のポンプ機能や壁の動き、弁の状態をその場で直接可視化して詳細に診断します。

  • 高度医療機関とのスムーズな連携:検査結果から急性の心筋梗塞や緊急の手術・カテーテル治療が必要と判断された場合は、近隣の提携総合病院へ即座にご紹介・搬送できる体制を整えています。

6. まとめ:胸の違和感を覚えたら、すぐにご相談ください

  • 休んで治まる胸の痛みは狭心症のサインです。放置すると心筋梗塞へ移行するリスクがあります。

  • 左肩・みぞおち・歯の痛みも心臓由来の可能性があるため、痛みの場所だけで「心臓じゃない」と決めつけないことが重要です。

  • 当院では症状に応じて速やかに心電図やエコー検査を行い、確実な診断につなげます。

「以前より歩くと息苦しい」「胸が一瞬ウッとなった」など、少しでも気になる症状があれば、無理をせず当院までお気軽にご受診ください。

監修 西北診療所 院長 羽田野 実(腎臓専門医・総合内科専門医)

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