【注意】都内で麻疹が広がってます

麻疹について2026年→スライドとしてまとめてみました。

【重要】麻疹(はしか)の流行に伴う注意喚起と受診時のお願い

1. はじめに:都内での麻疹流行の現状

2026年3月現在、東京都内において麻疹(はしか)の感染報告が急増しています。3月17日時点での累計感染者数は34名に達し、わずか3ヶ月弱で昨年1年間の総報告数(34件)に並ぶ極めて深刻なペースで推移しています。

特に新宿区内の飲食店では従業員9名のクラスター(集団感染)が発生したほか、最近では海外渡航歴のない方の感染事例も複数報告されており、市中での感染拡大が強く懸念される状況です。麻疹は極めて強い感染力を持つため、個人の健康だけでなく、地域コミュニティを守るための迅速な行動が求められています。

2. 【最重要】受診前には必ず「お電話」をください

院内感染を防止し、他の患者様や医療従事者の安全を守るため、以下の条件に該当する方は直接来院せず、必ず事前に当院へお電話にてご連絡ください。

  • 麻疹患者と接触した可能性がある場合
  • 発疹(皮疹)がある場合
  • 来院前に必ずお電話で教えてください

事前にお電話をいただく理由は以下の通りです。

  • 院内感染の防止: 麻疹は空気感染するため、通常の待合室でお待ちいただくことはできません。
  • 専用ルートでの誘導: 他の患者様と接触しないよう、別ルート(専用入り口や個室診察室)へご案内いたします。
  • 移動手段の確認: 周囲への感染拡大を防ぐため、公共交通機関の利用を控えていただくようお願いしています。

3. 麻疹(はしか)とは:その特徴と強い感染力

麻疹は麻疹ウイルスによって引き起こされる感染症です。ウイルスの中でも最強部類の感染力を持ち、免疫がない人が感染者に接するとほぼ100%の確率で発症します。

  • 感染経路: 空気感染、飛沫感染、接触感染。
  • 潜伏期間: 約10〜12日間。
  • 感染可能期間: 症状が現れる1日前(自覚症状がない段階)から、解熱後3日程度まで周囲に感染させる可能性があります。
  • 症状の流れ:
    1. カタル期(2〜4日間): 38℃前後の発熱、咳、鼻水、目の充血。※この時期が最も周囲への感染力が強いため注意が必要です。
    2. コプリック斑の出現: 頬の裏側の粘膜(口の中)に、麻疹特有の白い斑点(コプリック斑)が現れます。
    3. 発疹期(3〜4日間): 一度下がりかけた熱が再び39℃以上の高熱となり、全身に赤い発疹が広がります。
  • 合併症の危険: 肺炎、中耳炎を合併しやすく、稀に脳炎や失明に至ることもあります。先進国であっても約1,000人に1人の割合で死亡する可能性がある、決して「あなどれない」重症疾患です。

4. 感染を広げないための行動指針

ご自身や周囲に感染の疑いがある場合は、カタル期の症状(発熱・咳・鼻水)や発疹を認め次第、速やかに以下の行動を徹底してください。

  • 発熱や発疹、咳などの症状がある時は、外出・移動を厳に控え、自宅で療養してください。
  • 高熱のみで発疹がまだない場合であっても、まずは医療機関に電話で相談してください。
  • 受診のために外出する際は、**<span style=”color:red”>公共交通機関(電車・バス等)の利用を控えるようにしてください。
  • 保健所や医療機関が行う行動調査(感染ルートの特定)には全面的に協力してください。

5. 唯一の予防策:ワクチン接種の確認

麻疹には特異的な治療法(特効薬)がなく、対症療法しかありません。 そのため、ワクチン接種が唯一の有効な予防策です。

  • 接種回数の確認: 麻疹含有ワクチン(MRワクチン等)を1歳以上で1回接種すると約95%の人が免疫を獲得できますが、より確実な免疫獲得のために合計2回の接種が推奨されています。
  • 母子健康手帳の確認: ご自身の接種記録(1期・2期)を必ず確認してください。
  • 免疫の確認: 接種歴が不明な場合や不安な方は、血液検査による「抗体検査」で免疫の有無を調べることが可能です。

6. まとめとお問い合わせ

地域の皆様の健康と安全を守るため、皆様一人ひとりの迅速かつ慎重な対応が必要です。少しでも不安な症状がある場合や、感染者との接触が疑われる場合は、決してご自身だけで判断せず、まずは当院へお電話にてご相談ください。

【当院の連絡先・受付時間】

  • 電話番号: 03-3203-5660
  • 受付時間: 午前 8時40分~12時20分 午後 14時20分~17時30分
PAGE TOP